教養教育高度化機構シンポジウム2025 「多様性と安全 Diversity and Safety」を開催いたします

このたび、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 教養教育高度化機構シンポジウム2025 「多様性と安全 Diversity and Safety」を以下のとおり開催いたします。
基調講演にUCバークレーのジュディス・バトラー氏をお迎えするほか、高度化機構機構長の原和之教授、早稲田大学の岡真理教授によるご講演、文学部の高谷幸教授をはじめとする専門研究者の皆さまからの問題提起と、米国での政権交代に伴って社会的・政治的に大きな変動が起きつつある現在における「多様性と包摂」の可能性と限界、そして今後の射程とを真剣に考察する、またとない機会となるかと存じます(なお、バトラー氏はオンライン登壇、他の皆さまは会場でのご登壇となります)。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。イベントはお申し込み制となっております。お申し込みはイベントページ https://wix.to/qj6rArg からお願いいたします。
場所:東京大学駒場Ⅰキャンパス 18号館ホール(オンライン参加可能)
開催形式:ハイブリッド [会場参加/オンライン視聴]、事前登録制(会場参加定員:180名)
情報保障:同時通訳(英日)・情報保障あり
主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 教養教育高度化機構D&I部門 概要:
Diversity & Inclusionの推進がひとつの大きな課題になっている現在は、「多様性」と「安全」がある種の緊張を孕んで対置され、フレームアップされることも多くなってきた。日本の大学でそれまで前例のなかったSafer Spaceの活動をひとつの前身とする教養教育高度化機構のD&I部門も、教育・研究活動の中でこの緊張にさまざまなかたちで直面してきた。教養教育の場に根差しつつ、この緊張関係を正面から見据え、多様性と安全との共存可能性をあらためて問い直す。 プログラム:
開会挨拶、機構紹介、趣旨説明(15:00~15:15)
第一部 講演(15:15-16:20)
15:15~15:45 原和之(東京大学)「精神分析と性的多様性:『理論』の果たす役割」
15:50~16:20 岡真理(早稲田大学)「Genos-Cide に抗して、あるいは《未来》というホームランド」
16:20~16:40 休憩
第二部 問題提起(16:40~17:40)
井芹真紀子(東京大学)「〈リスク〉のロジックに抗して:セイフティ、コミュニティ、アクセス」
井谷聡子(関西大学)「『女子スポーツの安全』を脅かすのは誰か」
高谷幸(東京大学)「『共生』と安全をめぐる政治」
本山央子(お茶の水女子大学)「安全保障における多様性と包摂の推進――何のために?」
17:40~18:00 休憩
第三部 基調講演(18:00~19:00)
Judith Butler(University of California, Berkeley)*オンラインでのご登壇となります
閉会挨拶(19:00~19:05) お申込み(参加費無料)
対面参加とオンライン参加では申し込み方法が異なります。どちらか一つを選択してください。なお、上述のように第三部の基調講演のみオンラインでのご登壇となりますのでご注意ください。