D&I部門

教養教育高度化機構シンポジウム2025 「多様性と安全 Diversity and Safety」を開催いたします

このたび、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 教養教育高度化機構シンポジウム2025 「多様性と安全 Diversity and Safety」を以下のとおり開催いたします。
基調講演にUCバークレーのジュディス・バトラー氏をお迎えするほか、高度化機構機構長の原和之教授、早稲田大学の岡真理教授によるご講演、文学部の高谷幸教授をはじめとする専門研究者の皆さまからの問題提起と、米国での政権交代に伴って社会的・政治的に大きな変動が起きつつある現在における「多様性と包摂」の可能性と限界、そして今後の射程とを真剣に考察する、またとない機会となるかと存じます(なお、バトラー氏はオンライン登壇、他の皆さまは会場でのご登壇となります)。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。イベントはお申し込み制となっております。お申し込みはイベントページ https://wix.to/qj6rArg からお願いいたします。

日時:2024年3月9日(日) 15:00~19:05
場所:東京大学駒場Ⅰキャンパス 18号館ホール(オンライン参加可能)
開催形式:ハイブリッド [会場参加/オンライン視聴]、事前登録制(会場参加定員:180名)
情報保障:同時通訳(英日)・情報保障あり
主催:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 教養教育高度化機構D&I部門

概要
Diversity & Inclusionの推進がひとつの大きな課題になっている現在は、「多様性」と「安全」がある種の緊張を孕んで対置され、フレームアップされることも多くなってきた。日本の大学でそれまで前例のなかったSafer Spaceの活動をひとつの前身とする教養教育高度化機構のD&I部門も、教育・研究活動の中でこの緊張にさまざまなかたちで直面してきた。教養教育の場に根差しつつ、この緊張関係を正面から見据え、多様性と安全との共存可能性をあらためて問い直す。

プログラム
  開会挨拶、機構紹介、趣旨説明(15:00~15:15)
 第一部 講演(15:15-16:20)
     15:15~15:45  原和之(東京大学)「精神分析と性的多様性:『理論』の果たす役割」
     15:50~16:20  岡真理(早稲田大学)「Genos-Cide に抗して、あるいは《未来》というホームランド」
     16:20~16:40 休憩
  第二部 問題提起(16:40~17:40)
   井芹真紀子(東京大学)「〈リスク〉のロジックに抗して:セイフティ、コミュニティ、アクセス」
   井谷聡子(関西大学)「『女子スポーツの安全』を脅かすのは誰か」
   高谷幸(東京大学)「『共生』と安全をめぐる政治」
   本山央子(お茶の水女子大学)「安全保障における多様性と包摂の推進――何のために?」
      17:40~18:00 休憩
  第三部 基調講演(18:00~19:00)
      Judith Butler(University of California, Berkeley)*オンラインでのご登壇となります
  閉会挨拶(19:00~19:05)

お申込み(参加費無料)
  対面参加とオンライン参加では申し込み方法が異なります。どちらか一つを選択してください。なお、上述のように第三部の基調講演のみオンラインでのご登壇となりますのでご注意ください。

学内広報に連載コラムを掲載しました

学内広報 2024年11月号に連載コラム「リベラル・アーツの風」第66回を掲載しました。 今回の担当は D&I部門の于さん です。 「ダイバーシティと言語」というタイトルで、D&I部門KOSS(駒場キャンパスSAFER SPACE)の取り組みについてのお話しです。 記事はこちらからご覧ください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1588/03column.html

また、これまでの連載は以下のリンクからご覧いただけます。ぜひご一読ください。
学内広報連載コラム「リベラル・アーツの風」過去記事一覧

学内広報に連載コラムを掲載しました

学内広報 2023年7月号に連載コラム「リベラル・アーツの風」第58回を掲載しました。今回の担当はD&I部門の福永先生と飯田さんです。「前期教養教育の一環としてのD&I授業」というタイトルで、講義科目「人種とジェンダー」「フェミニズム科学論」のお話しです。記事はこちらからご覧ください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1572/03column.htmlh

また、これまでの連載は以下のリンクからご覧いただけます。ぜひご一読ください。
学内広報連載コラム「リベラル・アーツの風」過去記事一覧

教養としてのDiversity&Inclusion:東京大学教養学部前期課程D&I授業立ち上げ記念シンポジウム

日時:2023/4/16(日曜)13:00〜17:00
場所:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール
 参加費無料・要事前予約(4/14締切、定員90人)
使用言語:日本語(*UDトークを利用したリアルタイム字幕を提供します)
主催:東京大学教養学部附属教養教育高度化機構D&I部門
お問い合わせ:komaba.dandi@gmail.com

シンポジウム「教養としてのDiversity & Inclusion」では、東京大学教養学部前期課程D&I授業の立ち上げを記念し、教養学部リベラル・アーツ教育の重要な一翼を担うものとしてのD&I教育の理念と現状、そして今後の展望について、東京大学で教育・研究に携わっていらっしゃる先生方(第一部)、および今年度より教養学部前期課程D&I教育で実際に教鞭を取ってくださる先生方(第二部)に、議論をかわしていただきます。高等教育・研究機関においてD&Iの推進はどのような必然性と効果を持つのか。D&I関連授業を高等教育のカリキュラムに組み込むことにはどのような意義と問題点があるのか。本シンポジウムでは、将来の市民社会を担う学生を送り出す教育機関としての大学が、組織改革としてのD&I推進にとどまらず、D&Iの教育という課題にどのように取り組むべきなのかを、改めて考えます。

第一部 シンポジウム:東京大学での教育・研究とD&Iの現状
登壇:
隠岐さや香(教育学研究科)
田中東子(情報学環)
星加良司(教育学研究科附属 バリアフリー教育開発研究センター)
四本裕子(総合文化研究科)
司会:清水晶子(総合文化研究科)

第二部 ラウンドテーブル:教養教育にいかにD&Iを取り入れるか
登壇:
高井ゆと里(群馬大学)
谷口洋幸(青山学院大学)
野澤淳史(東京経済大学)
羽生有希(東京工業大学 非常勤講師)
飯田麻結(東京大学)
井芹真紀子(東京大学)
福永玄弥(東京大学)
司会:清水晶子(東京大学)

プログラム
13:00- 開会の辞
学部長挨拶(真船文隆教養学部長)
  教養教育高度化機構挨拶(原和之高度化機構長)
13:15-14:45 第一部 シンポジウム:東京大学での教育・研究とD&Iの現状
〜 休憩
15:10-16:40 第二部ラウンドテーブル:教養教育にいかにD&Iを取り入れるか
16:45-16:50 理事挨拶(林香里理事)


1 / 11