8月2021

「第3回 模擬国連ワークショップ」(9/12@ZOOM)

模擬国連では、一人一人が米国政府代表や中国政府代表などの担当国になりきって国際問題について話し合います。立場を固定されている点ではディベートと同様です。しかし、相手を論破することで勝利を目指すディベートと異なり、模擬国連では合意形成が目的であるため、多様な利害・価値観に配慮することの重要性を理解するのに適したアクティブラーニングの手法といえます。この模擬国連の授業への導入について、東京大学教養学部での試行錯誤(https//dalt.c.utokyo.ac.jp/classes/class-report/mun_semi_2020s_teacher-2/)を踏まえ、参加者とともに検討する「模擬国連ワークショップ」を開きます。2020年3月の第1回(http://dalt.c.u-tokyo.ac.jp/mun_ws_2020_03_06_report/)、2020年9月の第2回(https://dalt.c.u-tokyo.ac.jp/event/event-report/mun_ws2/)に続き、3回目の開催となりますが、今回は高校の授業への模擬国連導入事例や模擬国連以外のロールプレイ手法導入事例についても、ご紹介いたします。

1. 日時:2021年9月12日(日)14時~17時

2. 場所:Zoom (申し込みいただいた方に追ってURLをお伝えします)

3. 対象:大学教職員、高等学校教職員、中学校教職員、学生、一般の方など [定員50名]

4. 参加費:無料
(さらに…)

オンラインワークショップ「オンラインでこそアクティブラーニング:アクティブで双方的な授業のヒント」

東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構アクティブ ラーニング部門では、東京大学所属の教員の皆さまを対象に、オンラインワークショップ「オンラインでこそアクティブラーニング:アクティブで双方向的な授業のヒント」を開催いたします。

3月に開催したオンラインワークショップでは、昨年度のオンライン授業をふりかえり、授業準備・運営で困ったことや解決したい課題を共有しました。その中で多く出されたのが、「オンライン授業では学生の様子がわかりにくいこと」や 「学生の状態を把握しにくいこと」、「学生からの反応がないこと」、「学生と の信頼構築」など、教員と学生とのコミュニケーションや双方向性の確保に関するものでした。学生とのコミュニケーションや双方向性の確保は、アクティブ ラーニングの導入において第一歩となるもので、これらの課題への対処法を検討することはとても大切です。

そこで今回のオンラインワークショップでは、オンライン授業をアクティブにするための授業運営のうち、学生とのコミュニケーションや、学生の状態を把握しつつ授業を進める双方向性の確保について検討します。具体的な手法や研究知見を参考にしつつ、グループでのディスカッションやワークを通じて情報共有や課題解決を目指します。

【本ワークショップで扱う課題例】
・学生の映像が見えないので授業を進めるのに必要な情報量が少ない
・学生がしっかりと説明を聞いているのか、課題や議論に取り組んでいるのかがわからない
・学生が理解しているかどうかわからない
・質問があるかと聞いても学生からの反応がない

なお、本ワークショップで扱う内容は、オンライン授業に限ったものではなく、対面授業でも共通し、活用可能なものです。次セメスターでは対面授業を再開される方にも参考となる内容になっています。

オンライン授業を継続される方、対面授業を再開される方、またこれからアクティブラーニングを導入しようと考えられている方、すでに導入しているけれども授業運営についてさらに理解されたい方といった、幅広い皆様にご参加いただき、次セメスターの授業準備の参考にしていただければと思います。

※オンライン授業におけるアクティブラーニング手法や実践については、こちらのページ(https://dalt.c.u-tokyo.ac.jp/tips/)でも記事を公開しています。

【プログラム】
14:00-14:20 開会の挨拶・趣旨説明
14:20-15:15 自己紹介、ワーク、ミニレクチャ
15:15-15:35 休憩
15:35-16:55 ワーク、ミニレクチャ
16:55-17:00 閉会の挨拶
(司会進行:教養教育高度化機構アクティブラーニング部門 中澤明子・伊勢坊 綾・中村長史)

1.日時:2021年9月8日(水)14:00〜17:00

2.場所:Zoomミーティングでのオンライン開催
 ※参加者に後日URLをお知らせします
(さらに…)

学内広報に連載コラムを掲載しました

学内広報 2021年7月号に連載コラム「リベラル・アーツの風」第46回を掲載しました。今回の担当は初年次教育部門の寺岡さんです。「「修辞学」に収まらないrhetoricを古典から探る」というタイトルで、初年次ゼミナール文科「政治レトリック」のお話しです。
記事はこちらからご覧ください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1548/03column.html

また、これまでの連載は以下のリンクからご覧いただけます。ぜひご一読ください。
学内広報連載コラム「リベラル・アーツの風」過去記事一覧


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